これ、いったいどうやったら売れるんですか?
皆様、こんにちは。ジョニ~です。
今回の本は、
著者が元々IBMでマーケティングに従事していた方です。企業のマーケティング目線で、実際の企業が行っていたプローモションを何の戦略使い実行に移していたのかを非常にシンプルに読みやすく書いてくれています。
マーケティングというところでの代表的な戦略や、モノをどのように売るのか?広めるのか?を考えさせてくれる本です。
また、表紙が手にとってみたくなるものでして、「広末涼子」がカバーになっており私も、これにそそられ買いました。
この本も事例ベースなので、PRやマーケティングは事例をどこまで知っているのかが発想の源になるんだとふと思いました。
今回は、
ある某大手飲食企業が展開したプロモーション戦略の話がすごいタメになりましたので、そちらをご紹介します。
まず、ここの企業は女性をターゲットに、プロモーションを展開することを決めました、なぜなら、元来、女性にも受けるテイストの店内にしたてあげ、他社との差別化をはかっていたみたいですが、まだまだ囲い込む余地があると認識し実行したみたいです。
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※参考
これは著者いわくですが、ビジネスで戦うためのポイントは3つらしいです。
①業界で最も低コストを目指す(コストリーダーシップ戦略)
②顧客の特定のニーズに対してベストを目指す(差別化戦略)
③狭い市場で徹底的な差別化を目指す(集中戦略)
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この大手飲食企業は、差別化戦略を行いました。
これが、女性限定クーポン的な発想なのですが、ただの女性限定クーポンではありません。
なんと、
「他社の期限が切れたクーポンで50円引き」という発想です。
これは、当時某大手飲食企業の社長が思いついたものらしいのですが、
女性のふくらんだ財布をみて何がはいっているのか?と疑問をもったのがきっかけだそうです。
普段から、ある特定の物事に集中していると、身の回りの出来事一つ一つが、それに結ぶつかせるよう考えるんですね。
ここから、調査をした結果、その中にはクーポンが入っており、クーポンの6割が期限切れというものだったらしいです。
期して、このプロモーションもただ展開したのではなく、商品とセットで展開したのです。
それが、健康を意識した商品です。
ただ、女性に来店させるのではなく、来店させて女性に、
わが社は
・女性を意識した商品づくりしてますよ!
・健康を意識した商品をづくりをしていますよ!
と印象づけることができるんですね。
これにより潜在顧客を、取り込むことに成功し
また、健康保険証で50円引きキャンペーンも実施し、大商したみたいです。
他にも、店内で「健康宣言!」の垂れ幕を用意し潜在顧客に見せることによりリピートを促進させていたみたいです。
このように、企業がどのような顧客に今何の施策をうっているのかを知ることにより、提案の中身は変わってきますので、ヒアリングの際に気をつけることはもちろん
それを理解したうえで、斬新なジャストアイデアをだせるくらいの力をつけることにより信頼を勝ちとっていけるんだろうと感じました。
これができれば、予算FIXしていようが、そこからが勝負と思い、提案をぶつけ、かならず次は予算をつけてもらえるよう動くことで、一つ一つの商談の質があがっていくことを認識しました。
私のような業界未経験の方は是非、一読ください。分かりやすいです!
では、ありがとうございました。
ジョニ~